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優雅な生活が [男性・女性]

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優雅な生活が最高の復讐である。


ということばを、最近偶然知った。

何に対する復讐なのだろう。
それはわからないけれど、なにかこのことばには、ピンとくるものがあった。


このことばはそもそも、フィッツジェラルドの友人夫妻を主人公にした、
カルヴィン・トムキンズ著のノンフィクション。

現題は、Living Well Is the Best Revenge。
だから、直訳すれば、「優雅な生活」というよりは、「いい暮らし」といったほうが
より正しい気もするけれど、それをこのように訳したのはなかなか見事で、
本のタイトルとしては、秀逸としかいいようがない。

それにしても、漠然としている。具体的には、どういうことなんだろう。
ここ数日、そんなことばかり考えてしまった。


フィッツジェラルドといえば、最近、映画「華麗なるギャッツビー」が、リメイクされて公開されたらしい。
私はこの映画は見たことがないし、フィッツジェラルド作品を読んだこともないし
(そもそも私はアメリカ文学にあまり興味がない)
先日5時に夢中で、中瀬親方が激推ししていたけれど、いまいち興味がわかない。

ネットで探して、ちょっと予告編だけは見てみた。昔の方もあわせて。
ロバート・レッドフォード版の方が、上流階級的な品があってよいように思った。
要するに、ディカプリオがどうしても成金的・成り上がり的だし
映像も、ただのCGにしか見えなくて、ホンモノ感とか重厚感というものが感じられなかった。

つまり、それは「ゴージャス」かもしれないけれど、「華麗」でも「優雅」でもステキでもないように
思われた。



とりあえず、カルヴィン・トムキンズの言わんとしている「優雅な生活」と、
それが何に対する復讐なのか、ということはおいといて、
私にとってのそれは具体的にどういうことか、ということを考えてみた。
まず、どうしてこのことばにひっかかったかといえば、
私の夢はなんだろうと考えたとき、それは一言でいえば、優雅な暮らしをすることである、
ということだからで、

それは例えば、まあ、それこそ完全に夢物語なんだけれど、
ヨーロッパの森の奥にひっそりとたたずむ古い貴族の館かなにかで、
薔薇や美しい植物を育てたり、好きな本を読んだり、美味しいものを食べたり、
散歩したりしながら、私の好きなものとか、美しいものに囲まれながら、
のんびり生きていくこと、だとか。

でもそれはあまりにも非現実的なので、もう少し現実的な「優雅」はないものか、
と考えるに、たとえば白州正子的な優雅さというものもある。
研ぎ澄まされた美意識を持ち、なにが美しく、なにが本物か、ということを
彼女は常に考えていたのだろうけれど
たぶん、本格的過ぎて、サブカルチャーなんてものには目もくれない人だったんだろうし、

例えばだけど、古着のジーンズとか、60年代のロンドンのモッズとか、
或いはゲーンズブール、メイプルソープのかっこよさ、なんてものは考えたことないだろうし
ココ・シャネルやイヴ・サンローランには興味を示しても、ジョン・ガリアーノはちょっと、
ましてやアリス・アウアアなんてもってのほか。。 みたいなところで。。

まあ、要するに、私には、無理なのである。言うまでもなく。
あまりに上流階級的で、これも非現実的。


美輪先生も優雅だけれど。。 うーん これも我々庶民には手の届かないかんじが。。


森茉莉あたりになると、かなり近づいてくる。
まあ、私なんかがそんなことを言ったら失礼だろうけど。
(ちなみに、最近発売された「森茉莉  天使の贅沢貧乏 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)」には
丸山明宏時代の美輪先生と森茉莉の対談、などという意外なものが収録されていた)





この人も、ホンモノだとかエレガントだとかいうことをよーくわかっている人だと思うんだけれど
どちらかといえば、庶民的日常におけるちょっとした贅沢、というか
いまの雑誌でいえば、リンネルとかナチュリラ、クゥネルとかの世界に近いかも。
エレガントというよりは、週末のカフェ的しあわせ、的な、ほのぼの感。
まあ、それはそれでステキだとは思うけど、私とは趣味が合わない感がある。

金子國義もすごくエレガントだと思うけれど、ちょっと凡人にはまねできない。。


で、安井かずみだとか加賀まりこ、或いは少し違うかもしれないけれど
荒木経惟・陽子夫妻などの都会的な生活スタイルが、近いかもしれない、
この本を偶然見つけたとき、そうピンときた。


安井かずみがいた時代

安井かずみがいた時代

  • 作者: 島崎 今日子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/02/26
  • メディア: 単行本




この、68年頃のロンドンあたりのテイストと、70年代の東京の空気感が
ブレンドされたような写真が最高にステキ。
この本は読んでないけれど、すごく、読みたいと思った。



<つづく>





優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

  • 作者: カルヴィン トムキンズ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 文庫



純情ババァになりました。 (講談社文庫)

純情ババァになりました。 (講談社文庫)

  • 作者: 加賀 まりこ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/08/12
  • メディア: 文庫



安井かずみの旅の手帖―私を変えたとびきりの出会い

安井かずみの旅の手帖―私を変えたとびきりの出会い

  • 作者: 安井 かずみ
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本



東京日和 (ポプラ文庫)

東京日和 (ポプラ文庫)

  • 作者: 荒木陽子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: 文庫




金子國義の世界 (コロナ・ブックス)

金子國義の世界 (コロナ・ブックス)

  • 作者: 金子 國義
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本



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